ホン・ドンノ(グギョン)
男性に免疫のないドギムは、東宮の主殿閣で働き始めてドギマギ。俯いたまま歩いていて、ホン・ドンノ(グギョン)に出会う。美男子の風貌が描かれる。
史実でも、ホン・グギョン(ドンノ)は美男子だったと伝えられている
知り合い
続いて、先輩宮女に声をかけられる。ドギムの名に聞き覚えがあるという宮女。同じ村に住んでいたカン・ウォレだった。ウォレは、父が軍官、兄が宮中別監(ピョルガム)という家庭で、カン家は大臣たちとも親交がある。
ドラマでは、ウォレは提調尚宮チョ氏の姪という設定
密偵の疑い
別間で気分転換をするドギム(ウォレに会い、幼い頃を思い出し涙する)そこへ恋愛小説に目がないボギョンが「熟香(スクヒャン)伝」を借りにくる。ドギムは、貞純(チョンスン)王后から筆写を頼まれた「春秋左氏(チュンチュチャシ)伝」を本箱から取り出す。
ボギョンが「熟香伝」を抱え出ていった後、サンがやって来る。「春秋左氏伝」に目を留め、侍講を書き写したメモを見つける。サンは、ドギムが密偵ではないかと疑う。(サンは密かにドギムのメモを持ち帰る)
※サンの母系・豊山(プンサン)ホン氏と、貞純王后の慶州(キョンジュ)キム氏は対立する家門であるため、ドギムも迂闊に貞純王后の名を出せない
サンの仇敵と信頼する人物
彼の友であり、右腕でもあるホン・ドンノと匿名書が投げ込まれた事件について話し合う。そこへサンの外従祖父(外祖父の兄弟)であり、朝廷で権力をもつホン・ジョンヨ(イナン)が匿名書の処罰は捕盗庁(ポドチョン)に任せるよう圧をかけにくる。サンにとって、ホン・ジョンヨ(イナン)らが敵対勢力であることがわかる場面。
史実でも、ホン・ジョンヨ(イナン)はサンの即位を阻もうとした一人
孤独なサンが信頼できるもう一人の人物が、内官のイ・ユンムク。彼に封筒を託ける。
ドラマでは名前で呼ばれることのなかったサン付きの内官。原作小説では、たびたびイ・ユンムクの名が出てくる
祖母・貞純王后
王后の元を訪れたサン。さりげなくドギムを話題にする。貞純(チョンスン)王后が筆写を依頼していることを確認すると同時に、初めての出会い、承恩を断られたとき、再会したときを思い出しながら、密偵か否かを探る。
あの子は世孫にとっても使い道があるだろう
「赤い袖先」上 カン・ミガン著
サンの側に仕えるドギム
書筵(ソヨン)=サンが師とともに学問に励む場で、側に仕えることをウォレから命じられるドギム。いつもと違う宮女がいることに気づくサン。
サンから見たドギムの印象
美しい額と大きな瞳は水墨で描いたように上品
ふっくらとした鼻先はとても可愛いかった
全体的に淡い印象だが、それが実に好ましい
「赤い袖先」上 カン・ミガン著
この日の主題は「女人の不徳」24歳になるサンは、女人を愛すること、そばに置くことで起こる害ばかり主張する。ドギムにとっては馬鹿らしく、口元に笑みが浮かぶ。
「男によって、女人は変わるか?」とサンに問われ、「人が変わることには性別は関係ない」と歴代のさまざまな例を挙げるドギム。
その後、ホン・グギョン(ドンノ)の調査によって、ドギムに怪しい繋がりはないこと、筆写の注文が絶えないことなどが分かる。しかもドギムの字が美しいことも。
慎ましくも美しい文字はまるで天女が書いたようだった
「赤い袖先」上 カン・ミガン著
史実でも、派手な書体ではなく素朴な美字を好んだといわれるイ・サン=正祖。のちに宜嬪(ウィビン)成(ソン)氏となる成徳任の字を称えたことが伝えられている
さらに、宮女として働き”兄たち”と”未婚の弟”の面倒を見ていること、父ソン・ユンウがサンの実父・思悼(サド)世子=荘献(チャンホン)世子に仕えていたことなどが明かされる。
ドラマでは、両親ともに幼い頃に亡くなり、兄と2人家族という設定。原作小説には、父の名前や弟も登場する
なんとなく、さりげなく、サンのドギムに寄せる好意がチラホラ描かれる第4章です。
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ポスター・画像出典元:MBC番組公式サイト
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