ドラマに描かれる史実「王女の男」

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韓国ドラマが好き。「なかでも時代劇が好き」という方も多いのではないでしょうか。

好きだからこそ、こんな疑問がわきませんか?

「どこまでが史実なんだろう?」

私が最初になぜ?と疑問に感じたのが、「王女の男」で国王・世祖(セジョ)となった首陽大君(スヤンテグン)の姿でした。

袞龍袍(コルリョンポ)を身につけ、玉座に座っているというのに、身体のあちらこちらを掻きむしっているのです。人前での振る舞いを十分に理解している国王として「らしくない」と感じた場面でした。

そこから、世祖について調べていくと…

晩年、皮膚病に悩まされた

という一文にたどり着きました。

おそらく、韓国の方にとって広く知られている史実なのでしょう。こんなふうに細やかに人物を描き、演じるのだと改めて感心した次第です。

最近の作品は、史実+フィクションのストーリーが多いですよね。全くの創作ではないからこそ、そこに描かれた史実がドラマ・映画の深みを増すように感じます。

あなたが見つけた史実はなんですか?よかったら教えてください。

  

首陽大君(スヤンテグン)が登場する作品

「王女の男」では、キム・ヨンチョルさんが演じた首陽大君(スヤンテグン)

兄である第5代国王・文宗(ムンジョン)が亡くなったことで王位を継いだ幼い端宗(タンジョン)は、首陽大君からみれば甥。端宗を支える金宗端(キム・ジョンソ)を排除(暗殺)を発端に、最終的に端宗に譲位させて、自ら王位に就きます。この一連のクーデターは「癸酉靖難(ケユジョンナン)」と呼ばれています。

のちの国政に対する評価は別として、王位を奪ったとみなされる首陽大君(スヤンテグン)=第7代国王・世祖(セジョ)は作品中で「武力を好む独裁者」として描かれることが多いように感じます。

首陽大君(スヤンテグン)が登場する作品には、以下のようなものがあります。

王と妃

韓明澮(ハンミョンフェ)

首陽大君:ソ・インソクさん

韓明澮:イ・ドクファさん

死六臣(サユクシン)

首陽大君:チェ・ボンシクさん

大王世宗(テワンセジョン)

王と私

インス大妃

「インス大妃」での、キム・ヨンホさん演じる首陽大君が(周囲の流れで)結果的にクーデターを起こす人物として描かれた方が珍しいかもしれません。

ドラマ「不滅の恋人」は、首陽大君(スヤンテグン)と安平大君(アンピョンテグン)の対立を題材にしたと言われています。

首陽大君のイメージ:チュ・サンウクさん

安平大君のイメージ:ユン・シユンさん

個人的には、映画「観相師」イ・ジョンジェさん演じる首陽大君が毛皮を着て登場する場面が「武力を好む独裁者」を表しているように感じます。

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